優先/非優先

eiichipo2005-04-26


 どうにも、交通マナーとか言うものを判ってない人が多いように思われます。譲り合いなどというのは同等の立場にあるもの同士でしかしてはいけないものなのではないでしょうか。道路交通上優先とされている側はのろのろしていてはいけないのです。何故かそれを理解できていない人が多いように見受けられます。まぁ、それぞれその状況というヤツもあるにはあるでしょうけれど、基本的には優先は優先であり、非優先の側を惑わせるような行動をとってはいけないと思うのですがどうでしょうか。
 危険を感じて止まるのは一見正しい行動のようだが、周りの車がそう思わない状況で1台だけ止まることが危険行為なのだということを理解してほしい。その判断能力に欠けるのならば車を運転しようなどとは思わないことだ。自分が運転している以上、他の誰も安全を保証してなどくれない。
 これは時間とお金さえかければ、安易に自動車免許を発行し続ける行政の責が重い所ではあるが、それだけには留まらず、運転し易い車を造ってきたメーカー側にも一考が欲しかったところではあります。企業努力としては当然のことなのですが、今の車の運転は簡単なのです。極めて。しかし自動車の運転という行為は、乗用車でさえ1tから2tもある物体を移動させる事なのです。この認識が希薄になるほどに簡単なのです。これは問題です。自分の判断でそれだけの物を動かしているという危険意識が生まれない。どんなに性能の良いブレーキを装備していようとも、踏むことが出来なければ何の意味も持たないのです。
 自転車も同じ事。交通の状況に乗り切れないのであれば、乗らなければよいのです。交通の状況に乗るということは車に合わせて速く走れということではなく、他の車から見てその先の行動が予測できるような走り方をすればよいのです。駐車車両がある場合に後ろから来る車に対して、この自転車は車道側に出てくるのか歩道に上がるのか迷わせるような走り方をしてはいけない。歩道から突然車道を横切るなんて言語道断。
 自分は歩行者のつもりで好き勝手走る人もいれば、道交法を少しかじって自動車は自転車に譲らなくてはならない、弱者保護の法則だからなどという甘ったれた考えの連中もおりますし…… 道路交通の全体が見えていない。今現在はそういう自転車が多すぎるのです。困ったもんです。