といったところで。

 法改正の問題である。
 著しく危険と思われる場合は自転車の車道通行を規制する。
 という部分に皆が反応してるらしいのだが、アチシ的にはそういう道は走らないようにしてるのでコレを見る限りでは直接の影響はほとんど無いと思われる。
 もう一歩踏み込んで、車道全面通行禁止の布石だという話だ。これはいただけない事だが、本当だろうか? 例えば幹線道路でなくて、歩道幅が1m程しか無い道でも歩道があれば歩道を走れということか? そんなバカ法はできたとしても現場では守られないだろう。
 基本に戻って、なにが問題で法改正をしようという話が持ち上がったのか。
 これが良く見えて来ないのだよね。自転車の廃絶か? それとも飲酒運転の罰則強化に反発する*1ドライバーの気持ちに配慮してのことか? 世界的な大義名分的な環境問題からは少なからず背を向ける形になるワケだし。
 交通の過密状態をなんとかしたいというなら、道を広くすればいいし、道がコレ以上広く出来ないのであれば最も場所ふさぎな自動車を減らすのが一番なわけで、その為には車を使い辛くしていくのが道理ってもんでしょう。
 京都議定書の問題とか交通事故を減らすとかいう問題はこれで解決の方向に進むだろうし。でも政治家な人達も色々としがらみがあってそんなだいそれた方針は打ち出せないところだろうとは思うが。
 官僚な方々もからめ手で反対者をごまかす事ばかり考えてないで、主張があるなら堂々としてもらえるとありがたいのだが。
 そうしてくれないと落とし所ってやつが見つけられないと思うのだがね。

*1:表立って反発するドライバーはいないと思うが、気持ち的には結構溜まるものがあるドライバーは多いと思う。