自転車の車道走行

 厳密に考えて行くとなかなか問題点が多いよね。
 まず、とりあえず気になるのはウインカーだぬ。今走っていても結構気を使う。車道をそれなりのスピードで自動車に交じって走っているときに、片手運転になって*1曲がらなくてはならないというのは結構危険が危ない行為だと思うのだよね。とはいえ、自動車やオートバイのウインカーみたいなものは物理的*2に難しいと思うし……。
 それに日本の交通事情に適応したママチャリという自転車は、現状の車道交通状態の中に入るには絶対的なスピードが足りないのではなかろうか。今まで車道走行をしていたスポーツタイプの自転車の走っていたスペースがママチャリに占領されてしまう。ということで、スポーツタイプの自転車が今までどおりの巡行速度を維持をしようとすると、ひとライン車道中央に出なければならなくなるだろう。これは自動車との確執を生むのが目に見えるようだ。
 現状で車道走行している人達にしても、周囲の確認ができているかというと疑問を持たざるを得ないところだし、そんな自転車交通量が爆発的に増えた状況で円滑に走行できるのかと考えると不安爆発。駐車車両があると走りにくいなどとのたまっている人達にクリアできるとは思えない。
 これ以外にも重箱の隅をつつけば問題になるであろう事柄は色々と出て来るだろう。
 現実的ではないと思うのだが。
 安易に自転車は車道走行が原則だから車道を走るべきだ! とか主張する人々はこういったところをどのように考えているのであろうか。それはそれとでも思っているのだろうか?

*1:つまり前後どちらかのブレーキがかけられない状態。

*2:消費電力的。